こんにちは、希望です
今回も社会福祉士国家試験対策をお話ししていこうと思います
テーマは
「就労支援サービス」です
これは更生保護と一つになっている科目ではありますが
就労支援サービスと更生保護に関しては
しっかり点数をとっておきたい分野になります
今回は
「日本の雇用、労働の実態について」お話ししてきます
主なテーマはこちら
- 日本の労働の現状
- 働き方改革関連法
- 障害者の雇用について
この3つをやっていきましょう
日本の労働の現状
覚えることが多くて大変そう・・・
大丈夫!!!
しっかり整理して理解するとそこまで
覚えることはない
試験に出てくるワードとして「労働力人口」があるよ
労働力人口・・・15歳以上の人口のうち、就業者と完全失業者を合わせた人口のこと
ポイントは
・15歳以上ということ
・就業者と完全失業者を合わせたということ
つまり働く能力がある人たちということだよ!!
他に覚えておきたいこととしては
- 男女賃金格差・・・・年々縮小傾向にある(女性の社会進出)
- 労働者の働き方・・・非正規労働者が男女とも大幅な増加傾向
非正規労働者とは
アルバイト、パート、契約社員、派遣社員などのこと
令和4年現在、非正規労働者は約37%
前年より2%上昇しているよ
- 完全失業者・・・193万人で失業率は2.8%
- 有効求人倍率・・・1.28倍→前年を下回る4年ぶりの改善
この4つを頭に入れておきましょう
2018年6月〜 「働き方改革関連法」
これは皆さん最近働いている中でよく聞くのではないでしょうか??
しかし
制度は苦手
よく聞くけど中身がよくわかっていない
という方も多いのではないかと思います
しかし、大きく覚えることは3つだけです
- 同一労働同一賃金
- 時間外労働の条件を規制
- 年次有給休暇の確実な取得
です
同一労働同一賃金
これは同一の労働に対しては、労働者の雇用形態にかかわりなく
同一の賃金を支払うというものです
あくまで
「同一の労働に対しては」というところがポイントで
必ずしも同じ賃金を払う訳ではないよ
時間外労働の条件を規制
つまりは残業時間するな
ということですね
これは皆さんよく耳にするのではないでしょうか??
働き方改革では残業時間が規制されました
原則月45時間、年間360時間です
大体毎日だと
約2時間くらいに抑えなさい
ということになるね
一見いいことだらけではありますが、これまで、残業代をあてにしていた
人にとっては少し大変かもしれませんね・・
年次有給休暇の確実な取得
これは
10日以上の有給が付与される全労働者に対し
毎年5日以上の有給休暇を取得させる
というものです
絶対に有給は5日とれよ!!ということなので
これはあまりデメリットはないですね
しかし、人手不足であろうとお構いなしなので
計画的にとって行かないとカツカツになってしまいそうですね笑
障害者の雇用
常時43.5人以上の労働者を雇っている会社
そして、地方公共団体、教育委員会には
障害者の雇用が義務付けられています
2022年3月から決められている雇用率は以下の通りです
民間企業(従業員数43.5人以上) | 2.30% |
国、地方公共団体 | 2.60% |
都道府県等の教育委員会 | 2.60% |
つまりは
100人従業員がいたとして
民間企業だと
2.3人以上障害者を雇わないといけないということになるよ
しかしこんな疑問も湧いてきます
え?
じゃあ障害が軽い人をたくさん雇っちゃうよね??
実はそうならないように
決められていることもあるんだ!!
軽い人、労働時間が短い人は0.5人分として計算されることもあるよ!
障害者雇用の算定は以下の通りです ※正社員は大体週40時間程度
週所定労働時間 | 20時間以上30時間未満 | 30時間以上 |
身体障害者 | 0.5人分 | 1人分 |
重度身体障害者 | 1人分 | 2人分 |
知的障害者 | 0.5人分 | 1人分 |
重度知的障害者 | 1人分 | 2人分 |
精神障害者 | 0.5人分 | 1人分 |
つまり重度で長く働ける障害者を雇うと、少ない人数で雇用率を満たせるということ
になります
これって絶対に満たさないといけないの??
満たしていない企業もあるけど
満たさなかった場合
不足人数1人に対して
5万円徴収されてしまうというペナルティーがあるんだ・・・
まとめ
今回の要点をまとめます
- 労働力人口は失業者も含まれている
- 非正規労働者は4割に迫っている
- 男女賃金格差は縮まっている
- 働き方改革のポイントは①同一労働同一賃金②残業の規制③有給の取得
- 障害者の雇用は定められている
これらを覚えておきましょう!!
次回は
- 労働基準法
- 労働に関わる施設
をお話ししていこうと思います
今回は以上になります
何か参考になると嬉しいです
ではまた!!
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