こんにちは、希望です
今回のテーマは「介護施設の人員不足に屈しないために」というのを取り上げたいと思います
先日Twitterでこんなことをつぶやきました
介護施設でよく
"スタッフの人員基準は満たしてる"
っていうがそもそも基準そのものが厳しい😥— たなかのぞみ (@kibou_fukushi) October 2, 2021
皆さんの職場で人員不足だなと思うことはありますか??
多くの事業者がそうなのではないかなと思います
中には人員不足によって、忙しさのあまり本来のやりたい介護ができず、毎日疲弊してしまっている方もいるのではないでしょうか??
今回のポイントは「人手不足と感じていても介護は楽しめる」です
今回はそれに向けて私はどうしているのかということをシェアしていきたいと思います
それでは行きましょう!!
人手不足は解消されない??
もっと人が増えてくれたら
もっと働きやすくなるのに
という願いを持っている方はたくさんいるかと思います
私自身もその一人です
今の介護施設の人員基準は多くのところで3:1、もしくは2.5:1という基準があります
この基準はすべての施設で満たしています
それでも人手が足りないというところが多いのも事実です
しかし残念ながら人員基準が引き上げられる可能性は低いと思われます
理由としては以下のとおりです
少子高齢化
現代の日本の大きな問題です
高齢者が増えていくのに従って、それを支える世代の割合が少なくなっている
そもそも日本全体の働き手が少なくなっているということです
これに習えば、介護職の人員基準が改善される可能性はほぼないと言えます
高齢者は増えない??
先程少子高齢化の話をしましたが
これに従って高齢者がどんどん増えていくのかといえばそうではありません
どういうこと??と思うかもしれませんが
少子高齢化というのは高齢者の割合です
日本の人口は減ってっているのです
要するの高齢者の数も減っていくのです
2025年に団塊の世代が後期高齢者になりますが、それ以降は高齢者は増えてくことはありません
今のままではやはり人員を多く介護職に回すのは難しいのではと思われます
人手不足になるとどうなる??
この状態で陥りがちなこととして主には
忙しさに追われてしまうということです
忙しさに追われると何が起こってしまうの??
と思われる方もいると思います
おもに陥りがちなこととして
- 業務に追われるあまり、本当なら自分がやってあげたかったこと、したいことをしてあげられずに見なかったことにしてしまう
→そして徐々にその本当にしてあげたいことは何だったのかを忘れてしまい、機械のようにケアをしている(無頓着になってしまう)
- 忙しさを自分では処理しきれず、他の人に注意を求めてしまう
→その人の意見によって自分を保っている
→自分が本来意図しないことを無意識にしてしまっている
といったことがあります
これらに共通していることとして、「本来の自分を見失っている」ということです
目の前にいる利用者は物ではありませんし、実際そのような状態で介護をしていても楽しいと思えるでしょうか??
私も一度介護を離れていますが、一度やめようと思ったときにこの状態だったなと思っています
色々な希望をもって、大学でも勉強をして、やりたいことをもって入職しましたが、業務をこなしている中で、どこかで落胆していたのだと思います
以前の記事にも載せていますが、人を幸せにするには自分が満たされていることが必要なのです
ではこのように忙しいなかでどうすればいいのでしょうか??
まずは自分の気持ちを大切にしてみよう
介護現場は荒波のように毎日動いています
覚えることも山程ありますし、多くの人に注意を注がなければなりません
そして周りのスタッフに気をつかうこともあるでしょう
このような状態で仕事をしていたら、いつの間にかこなすだけの日々になってしまいがちです
そんなときに少し立ち止まって、自分の気持ちを振り返ってみてください
本当にあなたがしたいことはなんですか??
- 本当はもっと食事に時間をかけたい
- もっと食べさせてあげたい
- もっとしっかりお湯に入らせて上げたい
- もっとしっかり排泄に時間をかけてきれいにしてあげたい
いろいろ思うことはあると思います
いきなりこれを全部できるかといえばそんなに甘くはありません
そんな時間ないし
そんなことしたら他の人に迷惑が
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ
と言ったように本当に色々な抵抗があるでしょう
しかしまずはその「〜してあげたい」という気持ちを大切にしてほしいです
おそらくその気持ちは介護をしている人であれば、誰しもが持っているものであると思います
そしてその中の一部だけでも、本当に一部でも構いません
まずはやってみてください
その時にちょっとした幸せな気持ちに気づくはずです
その気持ちに気づいたままでいてください!!
そして徐々に徐々に積み重ねていってください
忙しさの中でも自分の気持ちに正直になってケアができたとき、何気ないケアに幸せを感じます
まとめ:自分に正直になってケアをする人が増えると雰囲気が変わる
これは私が今後目指したいなと思うものです
要はまだまだ叶っていない理想の話です
多くの人はこの忙しいなかで
何をしてあげたいだろう→何をするべきなんだろう
という思考になってしまいます
新しい職員が入ってきて、何かを教えるときに、基本的な技術はもちろん教えなければなりません
しかし、こういうときはこう動いてほしい、この人にはこうするべきだといったことはあまり強くは言わないようにしています
その人の中で、ケアが固定化してしまうからです
観点は人それぞれですし、意見も人それぞれです
まずはそれぞれの気持ちを大切にしてほしい、そして自分も大切にしたいと思っています
みんながそれができれば、きっと忙しくても空気も少し軽くなるし、雰囲気も変わってくると思います
まずは自分の気持ちを大切に、そして忙しい中でもやってあげたいケアができて、感謝されたときの幸せを忘れないでください
きっと介護っていいなと思えるのではないでしょうか??
ではまた!!
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