介護業務を早くやらないとと思ってしまっている方へ【あなたの創造かもしれません】 – 希望の福祉ブログ

介護業務を早くやらないとと思ってしまっている方へ【あなたの創造かもしれません】

介護ブログ

こんにちは、希望です

今回のテーマは「介護業務に早さをもとめてしまう」ことについてです

先日Twitterでこんなことをつぶやきました

 

たくさんのいいねありがとうございました

タイトルのとおりですが、皆さん介護をしていて、「早く終わらせよう」と思ったことありませんか??

おそらく多くの人が思ったことあると思います

私自身も正直以前はこれに魅力を感じていましたが、今はこのツイートのような状態になってい待っています

では、なぜ早くやろうとしてしまうのか、なぜ私が早くこなすことに魅力を感じなくなってしまったのかということをお話していこうと思います

それではいきましょう

なぜ早くやろうとしてしまう??

他スタッフに迷惑をかけてしまうのではないかという心配

この前新人のスタッフが入ってきてしばらくして、話を聞いたときにこのようなことを話されていました

慣れては来たんですけど、早くできないんです

ということを言っていました

なぜ早くやりたいのかと尋ねると、皆さん(私達)に迷惑をかけてしまうのではないか

とのことでした

その時は確実に技術を覚えていくこと、慌ててやって不備が出るとあとのスタッフが大変になってしまうということを話していますが

やはり少なからず周りのスタッフの目が気になるのはあるかと思います

私も以前同じようなことを思っていました

何もできない自分に無力さを感じ、遅いと誰かに迷惑をかけているのではないかと同じ気持ちになったことは何度もあります

みなさんはどうですか?

早くできることが周りの評価に繋がっていると思う

これも内心思ってしまうことであるかなと思います

早くおわったときに

えーもう終わったのか

早いなー

といったことを言われることをいい評価だと思ってしまうということです

以前私もそう思っていました

誰よりも早く排泄が終わったり、誘導が終わったりすることが周りに認められることなんだと思ってしまうということです

とにかく楽をしたい

業務が早く終われば、それだけ時間ができます

特に夜勤では勤務時間が長いので、早く済めば済むだけ

食事をしたり、記録をしたり、誰かと話す時間ができます

その時間をなるべく長く取れるようにしたいという意識をしていました

心のどこかで「さっさと終わらせよう」としていたと思います

 

心境が変化したのはなぜ??

誰からも求められていない??→勝手な創造だった

以前は私も早く業務をこなすことを考えていた部分がありましたが、

正直誰からも「早く終わらせてくれ」と求められたことはなかったことに気づいたのです

確かに誰に聞いても「急がなくてもいいよ」としか言われたことはないのです

みんなが求めていたのは、後々影響が入居者に出ないということです

失禁、スキントラブル、内出血、誤嚥など、

急いでやった結果、万が一このようなことが起こってしまうと後々大変になってしまいます

私が早くやらないと、迷惑を掛けると考えていたのは単なる私の勝手な創造に過ぎなかったのです

周りの「早い」という評価が重圧、皮肉に聞こえる

先程周りは求められていないという話をしましたが

自分がいつも早くやっていると

あの人は早いから

いつもより早く回る

というイメージだけがついてしまいます

早さを求められてはいないけど、早いというイメージがついてしまうと、

それ以上ゆっくりやる、丁寧にやるということができなくなってきます

それってすごくプレッシャーで気持ち悪い心境になりますよね!!

また人によっては

どうしたの??

ずいぶん早く終わったね

と皮肉のように聞こえるようなことを話す人もいました

褒め言葉だと思っていた側面このような捉え方もできます

早くやることが自分を痛めつけていた

これに気づけたことが一番大きかったと思います

効率、早さを求めていたときは、どこかで自分の満足できないケアをしていたと思います

  • もっときれいにできたな
  • もっと飲めたかな
  • もっと相手に合わせてできたかな

といったような罪悪感を抱くことがありました

これに耐えられなくなってきたのです

しかし周りからは「早くやってくれる」いうプレッシャーを受けているので、ペースを下げることができない悪循環でした

結果この仕事をつづけていけないと思い介護を一旦やめてしまいました

全く楽しいと思えなくなってしまったのです

そこから「自分のやってあげたいこと」と大切にするようになりました

その結果、忙しくても、大変でも、介護を当時よりも楽な気持ちで続けられることができています

慣れてくれば早さは自然とついてくる

これに気づいているようで気づいていない人は多いです

「早くできるようになりたい」という悩みを持っている人はだいたい、介護を始めてやっと業務に慣れてきたくらいの人がよく言っている気がします

しかし、別に慣れてくれば早さは自然とついてきます

最初から早さを意識してしまうと、正確な介護や心のある介護からは離れていってしまいます

安心してください!!

誰も最初からそんなことは求めていません笑

遅かったら遅かったで「あの人はこんな感じなのね」とただ思われるだけの話です

早くやらないとということに囚われている方へ

繰り返しになりますが、「早くやらないと」と思うのはあなたの創り出しているものに過ぎません

でもあからさまに誰かから早くしろと言われたことがあるよー

 

ということもあるかもしれません

その時あなたはどう思いますか??

もしそれを言われて少しでも抵抗を感じたのなら、あなたは本当はそれを求めていないということです

そうなったらさっさとやめてしまうか、気にしないことが一番でしょう

人に奉仕したいという自分の気持ちを大切にしてほしいです

まとめ:自分の気持ちを大切にしたほうが楽しい

これに気がついたのは割と最近の話です

これまでは、早く回そうという気持ちが先にいってしまっていて

入居者や自分の気持ちに意識が行かず、苦しい思いをしていたのだと思います

実際今は忙しい中でもしっかりしたケア、自分のやってあげたいケアを少しずつできるようになってきました

そのほうが充実感がありますし、周りからも「良い対応しているね」と別の意味で評価されることも出てきました

しかし正直一つ一つのケアは早さを求めていたときとそこまで時間が変わっていませんでした

むしろ、対応ややり方をしっかりすることで、2度手間、3度手間をなくしていくこともできます

それによって今は楽な気持ちで介護ができています

もし少しでも早くやらないと行けないと思って苦しんでいる方にとって何か視点の変化があればいいなと思います

あなたの「介護」がより楽しいものになることを願っています

ではまた!!

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