要介護度だけでどこまで判断できる? 【「要介護1ですね」で安心していませんか?】 – 希望の福祉ブログ

要介護度だけでどこまで判断できる? 【「要介護1ですね」で安心していませんか?】

介護ブログ

 

こんにちは!希望です

今回のテーマは

「”要介護度”だけでどこまで判断できる?」です

私たち介護業界では日常的に使っている「要介護度」という言葉。

でも、介護に関わっていない方にとっては、あまり馴染みのないものかもしれません。

おそらく要支援と要介護があって

要介護度は1から5まであることを知っている人はなかなかいないと思います

「要介護1と出ました。」

そう聞いた時に一体どのような印象を抱くでしょうか?

「まだ軽いですね」
「そこまで心配しなくても大丈夫そうですね」

そう答える人も少なくないでしょう

たしかに、数字だけを見ればそう感じるかもしれません。

でも、介護現場で働いていると、いつも思うことがあります。

本当にそれだけで判断していいのだろうか、と。

今回は

希望
希望

・要介護度が示しているもの
・同じ“1”でも同じではないということ
・数字では見えない大切な視点

ということについてお話ししていきたいと思います

介護に関わっていない人にも見ていただきたいです

それではいきましょう!!

要介護度が示しているもの

要介護度は、

・歩行や立ち上がりがどの程度できるか
・食事や排泄は自立しているか
・認知機能の低下はどのくらいか

といった、ご本人の心身の状態をもとに判定されています。

つまり、要介護度は

“その人自身の状態の目安”です。

ここで大切なのは、

この数字はあくまで「本人の状態」を表しているということ。

家庭環境や、支える家族の体力、

精神的な余裕や仕事との両立の大変さまでは含まれていません。

制度上は公平であるはずの数字。

けれど、暮らしはそれだけでは語れないのです。

要介護1にも、いろいろな「1」がいる

 

もうひとつ、ぜひ知ってほしいことがあります。

それは、

希望
希望

要介護1にも、いろいろな「1」がいる。
そして
要介護5にも、いろいろな「5」がいる。

ということです。

同じ要介護1でも、

・身体は元気だけれど認知症が進んでいる方
・歩行が不安定で転倒リスクが高い方
・日常生活はほぼ自立しているが、不安が強く支援が欠かせない方

状況はまったく違います。

一方で、要介護5の方でも、

・意思疎通がしっかり取れる
・穏やかでケアがスムーズに進む
・生活リズムが安定している

という方もいらっしゃいます。

当たり前かもしれませんが、数字は同じでも

介護の“質”や“難しさ”は同じではありません。

要介護度だけでなく”その人”を見る必要があります

要介護5の方が介護しやすいこともある?

少し意外に感じるかもしれませんが、

状況によっては、

要介護5の方のほうが介護しやすい場合もあります。

身体介助は多くても、

・動きが予測しやすい
・急な飛び出しがない
・危険行動が少ない

といったケースでは、

ケアの見通しが立てやすいのです。

逆に、要介護1で身体は動くけれど、

・転倒を繰り返す
・夜間に不穏になる
・「自分は大丈夫」と支援を拒否する

こうしたある意味中途半端な状況のほうが、

家族の精神的な負担が大きくなることもあります。

私たち施設職員の目線でも、

「全介助の方のほうがケアの流れを作りやすい」と感じる場面は、正直あります。

ここに、数字だけでは見えない難しさがあるのです

制度は数字で動く。でも暮らしは数字だけでは決まらない

制度の多くは、どうしても数字を基準に動きます。

例えば
特別養護老人ホームは、原則として要介護3以上が対象です。

このように、さまざまな場面で

「要介護度」が判断材料になります。

それ自体は、決して悪いことではありません。

基準があるからこそ、仕組みは成り立っています。

けれど、現場で感じるのは、

・家族の介護の限界
・見えない不安
・暮らしのバランス

・その人らしさ

こうしたものは、数字では測れないということです。

だからこそ大切なのは、

希望
希望

・生活が回っているか
・無理を重ねていないか
・支える人が病んでしまっていないか

という「環境」や「関係性」の部分。

要介護度は、あくまで目安。

大切なのは、その数字の中身を見ること。

そして、その人の暮らし全体を見ることだと思っています。

まとめ

要介護度は、とても大切な基準です。

支援を受けるための目安であり、制度を動かすために欠かせないものでもあります。

でも、それはあくまで「スタート地点」。

同じ要介護1でも違う。
同じ要介護5でも違う。

数字は同じでも、

その人の人生も、性格も、家族の状況も、抱えている不安も、すべて違います。

だからこそ、

希望
希望

「介護度はいくつですか?」で終わらせずに、

「どんな暮らしをしていますか?」と目を向けること。

それが本当に大切なのではないでしょうか。

要介護度は“その人を知るヒントのひとつ”。

本当に見るべきものは、

数字の奥にあるその人らしさと、支えている環境です。

介護を始め、福祉の現場は数字を扱う仕事でありながら、

同時に“人を見る仕事”でもあります。

これからも私は、

要介護度だけで判断しない姿勢を大切にしていきたいと思っています。

今回は以上になります

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ではまた!!

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