こんにちは、希望です!!
今回ですが、介護現場の人員不足について話していこうと思います
【考察】しばらくは人手不足が解消される可能性は低い
さて、今介護の仕事をやっている方に質問です
「あなたの職場は人員不足ですか?」
おそらくほとんどの人が「はい」というのではないのでしょうか?
私も今まで働いてきて
うちの職場は人がいっぱいいて困ってません
なんてところは私は見たことがありません
それもそのはずです
現在多くの介護施設は入居者と職員の配置が3:1となっています
詳しくは厚生労働省のこちらのサイトでで確認していただければと思います
簡単に言えば入居者が50人いたとして、17人程度の常勤介護職員、看護職員を雇わなければならないといったところです
これを下回ると介護報酬が減額されてしまいます
大体の施設はこれを守るようにはしていると思いますが、どうでしょうか?
基準を満たしていても働いていて大変と思うことは多いのではないでしょうか?
しかし、現地点ではこれ以上の配置基準を望むのは厳しいのではと思います
理由1 少子高齢化
まずはこれです
そもそも高齢者が多くなる、若い人が減るといった状況ではなかなか介護職が増えるという状況ではありません
場所によっては配置基準より多く2.5対1、2対1というように多めに配置しているところもありますがそれだけに人件費がかかっているため、そこの施設は入居者に対して上乗せして料金を請求しています
つまり利用料が高くつくので、入居者には負担が大きいのです
つまり支える若い人の母数が増えない限り、制度上の基準が引き下げられる可能性は低いと思われます
理由2 世間のイメージがまだまだ低い
過去に比べると処遇もだいぶ改善されている介護業界ですが、まだまだ世間のイメージがあまりいいとはいえません
やはり「きつい」「給料が安い」といったことが現段階ではイメージとしてあるのは事実で、介護の仕事は世間的には人気のある職業とは言えません
しかし高齢者はの割合が増えている限り、需要があるのは確かですが、なかなか供給が追いつかない限り人員を引き下げるというのは厳しいのではと思います。
■人手不足の中でやれることはあるのか
人員不足は解消されることが難しいといった話をしてきましたが、いつまでもそんなことを言っていても始まりません
明日もこれからも介護を必要としている人がいる限り、働いていかなければならないのです
ではこのような状況のなかでできることはあるのかを考えていきたいと思います
1.業務内容を見直してみる
「業務が回っていないけど人がいないから仕方ない」
これを考えてしまうとそこからなんとかしようという考えが生まれてきません
どうすればこの人数で回していけるかを考えていくのが何よりも大事ではないかとおもいます
回らないのであれば、排泄時間、おやつ、入浴時間、レクリエーションなどを見直して、無駄に動いていたことがあれば見直してみる
また職員の出勤時間を見直して「この時間を手厚くすれば」や休憩時間を見直すことで「この時間になら休憩とってもいい」といったことを検討してみることでやりやすくなることもあるかと思います
職員がどんなに忙しくても、入居者にとっては関係ないですし、回らないからといってサービスの質がさがり、生活の質が低下してしまうことは避けなくてはなりません
2.福祉用具を積極的に活用する
これも一つの方法ですね
毎年国際福祉機器展というものが行われていますが
介護職員の負担を軽減するべくたくさんの福祉機器が開発されています
例えば
- ・夜間の巡視の負担軽減のために心拍数を利用して自動で見守りを行う機械
- ・記録の業務をより簡素化できるシステム
- ・移乗の負担を軽減するリフトや機械
等があります
これらを導入していくことも今後必要になってくるだろうなと考えます
介護職の負担を軽減しているというのはその施設の大きな売りにもなります
3.何よりもチームワーク
これはもはや対策と言っていいのかわかりませんが
やはり職員同士のコニュニケーションです
人が増えないのであれば減らさない努力をしなければなりません
介護離職の大きな原因が「人間関係」が上位にあげられています
職員同士でも「これやるよ」「大丈夫??無理しないで」といった気配りや
楽しい雰囲気づくりと言ったことを意識するのもいいですね!!
■ まとめ
いかがでしたか?
現状では人員不足というのは避けられない状況ではありますが、そのなかでも必要としてくれる人はたくさんいるのは事実です
人員不足を嘆いてしまってはそこからは何も生まれず、いつまでも状況は変わりません
人手を減らさない環境作り、人がいなくても効率的に働ける業務内容を考えることにに力をいれることで何か状況は変化してくるのではないでしょうか?
前の記事にも書きましたが、介護の仕事は需要に溢れています
処遇やイメージが変われば人も集まってくる可能性は大いにあります
そのイメージを構築していくことが今の私達にやらなければならないことであると思っています
それではまたお楽しみに!!
コメント