こんにちは、希望です
今回の社会福祉士国家試験対策は前回に引き続き
「現代社会と福祉」の分野を扱っていきます
テーマは
「現代社会と福祉の覚えておきたい人名と用語」です
この科目で最低限覚えておきたい用語や人名を
シンプルに解説していけたらと思います
この科目は範囲が広いし、出題傾向も読みにくい・・・
ポイントとしては最低限を押さえて0点を回避することを
目的とするのもアリだよ！！
それではいきましょう！！
”ニード”について覚えよう！！
ニードについてはよく出題されているので覚えておきたいことです
みなさん意味は理解できていますか？
必要な状態のことですか？
この業界ではよく耳にしますね
”ニーズ”とも言われるけど
ニードは必要としている状態、もしくは不足している状態
のことを言うよ！！
つまりは必要としている、不足している状態のために福祉政策が求められるのです
このニードを細かく分類した人物がブラッドショーと三浦文夫です
ブラッドショーの４つの分類
ブラッドショーはニードを４つに分類しています
- 感得されたニード（フェルトニード）
- 表明されたニード（エクスプレストニード）
- 規範的ニード（ノーマティブニード）
- 比較ニード（コンパラティブニード）
の４つに分類しています
それぞれどういった意味があるのでしょうか？
簡単に見ていきます
| 感得されたニード | クライアント（お客様）が何らかの生活上の支障や困難を感知、自覚しているニード |
| 表明されたニード | 感得されたニードを福祉の相談機関等に申し出ることで表明されるニード |
| 規範的ニード | ソーシャルワーカー、サービス提供者等の専門職によって社会的な規範や基準等に照らして判断されたニード |
| 比較ニード | サービスを受けている人と受けていない人を比較して判断されたニード |
一番大切なのは
ブラットショー＝ニードを４つに分類したということだよ
ここは最低限覚えておこう！！
三浦文夫の社会福祉政策研究
三浦文夫は「社会福祉政策研究」を執筆して社会福祉経営論を主張した人物です
また「社会福祉政策研究」の中でニードについても主張しています
それが以下の通りです
社会福祉の供給の組織を
に分類している |
社会的ニードを
の２つに分類している |
といったところが三浦文夫を知る上でのポイントです
社会的ニードの
貨幣的ニード、非貨幣的ニードは特によく出題されるよ！！
その他の覚えておきたい用語
社会的排除（ソーシャル・エクスクルージョン）
社会的交流や社会参加等の社会関係から
特定の人々が排除されている状態のこと。
多元的な要因によって引き起こされる状態でそこに至る過程に注目した概念
社会的環境のあり方が人々の潜在能力（ケイパビリティー）を制約したり
社会的排除は社会的環境のあり方が関係している
福祉国家として発展していても
貧困や失業といったことで生活保障の制度から排除される
といったことが起こり得るよ！！
社会的包摂（ソーシャル・インクルージョン）
これもよく聞く用語ですがとても大切です
社会的包摂はEUで生まれた福祉政策の理念です
差別や排除の対象となる人々を社会的な繋がりを構築することにより
社会の構成員として支え合う、包括するという考え方です
これを構築するには所得保障と就労支援等の政策が必要です
包摂という意味を考えると覚えやすいよ
「包み込む」というように捉えよう！！
フレキシキュリティー
労働市場の柔軟性（フレキシビリティー）と雇用の安定性（セキュリティー）
を合わせた造語です
雇用の柔軟性を担保しながら、同時に失業補償を充実させて労働者の生活の
安定を図る政策です
ディーセントワーク
「働きがいのある人間らしい仕事」とILO（国際労働機関）は訳しています
1999年のILO総会で21世紀のILOの中心的な目標として提案され支持されています
ワークフェア
就労（ワーク）と福祉（ウェルフェア）の合成語
社会保障の給付を支給する条件として就労を義務付ける政策のことです
今回は現代社会と福祉の覚えたい用語を解説しました
参考になれば嬉しいです
今回は以上になります
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ではまた！！
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