その事故の対策は利用者の自由を奪っていませんか??【その人の能力を合わせた対策をたてよう】 – 希望の福祉ブログ

その事故の対策は利用者の自由を奪っていませんか??【その人の能力を合わせた対策をたてよう】

介護ブログ

こんにちは、希望です

今回のテーマは介護施設で起こる事故についてです

先日Twitterで

ということをつぶやきました

今回はこれに関して詳しくお話していきたいなと思います

皆さん一度は利用者の事故に遭遇して、報告書は書いたことがあるのではないかなと思います

その時に何を考えていますか??

また対策を立てるときは何を意識していますか??

今回は一緒に考えていければなと思います

今回も楽しんで読んでもらえたら嬉しいです

それではいきましょう!!

事故は0にはならない

もうこの人は転ばせない

もう事故は起こさせない

というのは無理です(笑)

私達ですら不意につまずいたり、落薬したり、内出血ができたりしてしまうことはあります

生きているなかで、そういった出来事はつきものであり、普通にあることなのです

特に介護施設に関しては私達の知らないところ、見ていないところで起こることがほとんどではないでしょうか??

そういったものも事故として取り上げなければならないことが多いので、

事故を0にするということを考えるのはやめましょう

あとでお話しますが、こういった考えが、対策を窮屈に、難しいものにしていまいます

対策をたてる=利用者の自由が少なくなっている

皆さんも事故が起きたときは必ず対策を立てるように教えられると思います

 

もちろん私達のミスで利用者に影響があるものに関しては当然事故になります

しかし、問題は私達の見ていないところでおこった事故に関してです

じゃああれをやらせないようにしよう

部屋からこれを取り除こう

あの時間に必ず目の届くところにいてもらおう

といったものが対策として立てがちですが

これらはあくまで、ケアをする側の都合で立てられているものであることを忘れてはいけないことです

これを利用者側からの目線で見ると

なんか〜ができなくなった

部屋からあれがなくなった

職員さんが頻繁に見に来る

といったように生活が窮屈になりがちなのです

これは忘れてはいけないことだと思います

私達が介入するような対策を重ねれば重ねるほど、その自由というのはなくなっていくのです

事故の範囲はどこまで??

これは施設によっても違います

 

簡単な内出血、

明らかに怪我をしていない、

床に座っているだけでもどうなったかわからないから事故

といったところもあれば

病院受診が必要な場合のみ事故扱いです

それ以外はヒヤリです

といった施設もあります

これに関しては本当に難しい問題です

たしかに後者のほうが、

事故報告が簡素化されており、利用者の行動をそこまで制限することはないかもしれません

しかし前者のほうが、その後何かあったときの対応がスムーズになりやすいと言えるかもしれません

どこまでを事故として扱うかは難しい問題ですね・・・

私自身は利用者の自由をなるべく制限したくないので、よほどのことがなければ、事故にしたくないのが本音ではあります

事故報告書は書くのが大変

多くの人はこれを感じているのではないでしょうか??

私もそうですが、できれば書きたくありません

そしてめんどくさいです

これだけでたくさん残業をしてしまったりと時間もとられてしまいます

もう事故報告なんて書きたくない

といった思いが、極端な対策に繋がっているなんてこともあるかもしれません

 

結論:まずはその人の能力をしっかり把握→過度な対策は避けよう!

たしかにどこまでを事故にするのか

どこまでを対策にすればいいのかと言うのは難しいことです

事故はなるべくおきてほしくない

でも利用者の自由はなるべく奪いたくないですよね?

ただ一つ言えることは

事故の範囲、対策は人によって変わってくる

ということです

例えば自立している方であれば、極端な対策は必要ありません

転倒したからといって、今度からNCを鳴らしてもらって一緒にいくなんてこともないですし

落薬したからといって、こちらが介助することもないのです

まずは周りの環境を整理する、飲みやすいような物品を用意するなど

環境を整えることから始めてみましょう

またその人の能力がどこまであるのかを把握することはとても大事なことだと思います

この事故はこれからも立て続けに起こりそうだろうか??

次起こったときに大怪我や命に影響がないだろうか??

といったことを普段のADLなどから判断できるのが理想ではないかと思います

この事故はたまたまなのか、はたまた、機能低下から起きているものなのか??

といったようにです

私達的が介入しないに越したことはありません

正直仕事が増えますし、いいことはありません

”できることはやってもらう”

これは私達にも楽をさせているのです

施設はその方の家でもあります

たとえ事故が起きても、その人の能力を把握できていれば

無理がなく、自由を奪わない対策が立てられると思います

難しいですが他の人とも協力してできればいいですね!!

今回は以上となります

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ではまた!!



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