生活相談員の仕事ってどういったことがある??【実はオールマイティーな仕事】 – 希望の福祉ブログ

生活相談員の仕事ってどういったことがある??【実はオールマイティーな仕事】

社会福祉士

こんにちは、希望です

今回は介護をすこし離れて「生活相談員」というものに焦点を当てて話していきたいと思います

これから相談員を目指してみたい

どんなことをしているんだろう

と言った方にむけた記事になります

生活相談員というのは主に利用者や家族からの相談窓口です

施設を利用したい方の窓口として、契約、見学対応、関係機関や地域との連携、クレーム対応、介護職員のサポートなど多岐にわたります

細かい業務内容はそれぞれ違うとはおもいますが概ねこのような感じです

私の場合は通所施設、つまりデイサービスの相談員として約2年働いていました

そのなかでやっていてよかったこと、思ったのと違うなと思ったことを話して行きたいとおもいます

それでは今回も行きましょう

相談員をやってよかったこと

利用者や家族と関わる機会が多かった

私の場合、デイサービスの相談員ということでケアマネジャーの紹介をきっかけに関わることが多かったのですが

見学の依頼から、契約、利用後の担当者会議など常に関わらせてもらえることで、学びがかなりありました

具体的には

介護サービスを利用するということについてのご本人、ご家族の気持ちを面談を通して知る機会を多く持てたことが今の自分にとっての大きな財産になっています

介護のサービスを利用する上で、専門的なサービスを受けられるという安心感の傍ら

どんなところなのか、うまく他の人とやっていけるのか、サービスを利用することで近所の人からどう見られているのかという不安な気持ち

ご家族であれば、自分の負担が軽減するというメリットもありながらも、本当はサービスを利用せずに自分たちでどうにかできればという気持ちも垣間見えることもありました

介護職でも利用者と関わることはもちろんできますが、サービスを利用する前、最初から最後までという意味では相談員ならではであり、醍醐味なのかなと思います

これらの体験は今介護職に戻っても生きている、自分にしかない強みだと思っています

介護保険等の制度の知識が身についた

相談員の仕事の一つで契約することがあります

その際に介護保険の知識というのはかなり必要となってきます

例えば、所得に応じた利用料の差や要介護度におけるサービスの違いなど

そういった面にめっちゃくちゃ詳しくなります

社会福祉士の資格の勉強でもこのようなことを触れる機会もありましたが、実際に経験することでわかることはとても多いです

またケアマネと関わる機会も多かったので、介護度におおじた単位数の使い方サービスの使い方も勉強になることがありました

多職種の連携、外部の専門職との連携

一人の利用者に対し、サービスの中心の外部のケアマネジャー、体調を管理する看護師、食事の面をみている栄養士、また理学療法士、作業療法士を始めとしたリハビリ職等

たくさんの専門職が包括的に関わってサービスが成立しています

それらに狂いやズレがないのかを日々見ていくのも相談員の仕事に一つです

ケアマネは外部の機関の方が多く、なかなか日頃のサービスの状況を把握するのは難しいです

そのため相談員が、変わったことはないかを各専門職とコミュニケーションを図り、状況の変化に合わせていかなければなりません

いわゆる施設の中での監督的役割といったところでしょうか

これを細かく見ていくのはかなり神経を使いますが、とてもやりがいのあることでしたし、いわゆる連携とはということも身を持って感じれたなと思います

大変だったこと

介護職と運営側に挟まれる

一番たいへんだったことと言ってもいいかもしれません

結局はこれは最後までどうしていいのかわかりませんでした

私も介護を経験して相談員になったのですが、介護をしている側の大変なことも理解しているつもりです

しかし、近年は在宅介護の戦国時代です

多くの人が在宅での介護サービスを利用している以上、言ってしまえばお客様の奪い合いなのです

いいことをアピールして利用者を増やして行かないと

施設運営が難しい

と私もよく言われていました

私達の施設は利用者は現状少なく、これから増やしていこうという目的があったため、なんとか営業をかけて募集をかけてはいましたが、

なかなか全てで介護側の理解を得ることができませんでした

理由は、今の利用者の数や介助量以上を求められてもとのことでした

私自身を直接攻めるものではありませんでしたが、やはりそこは身近な存在としてこのような相談をたくさん受けました

確かに以前の記事でも話した通り介護現場は基本的に人が不足しています

一応基準はありますが、利用者とじっくり向き合える基準ではないのです

それをわかっている上でしたのでとても心情的には苦しいものでした

「受けたい人がいるのに受けられない」

これはどこの施設でもある悩みなのかなと思います

結局メインでケアをする人がいい反応をしないなか受け入れても利用者はいい思いをすることはできるでしょうか?

私は結局この解決が最後までできなかったなと思っています

知識不足を痛感

私が相談員になったのは社会人3年目の24歳のときでした

私自身は現場の介護スタッフや他の専門職とのコミュニケーションを大切にしてきました

しかしそこであれ?と思ったことがありました

時折、「〜という状況なんですけどどうしたらいいですか??」という質問や相談を受けるのですが、それに関する提案が出てこないのです

それだけの経験や知識がなかったと言ってもいいのかもしれません

また、外部のケアマネとやり取りをしていても、知らない用語が飛び交います

当時特に医療的ケア(気管切開、吸引、ストマ、経管栄養等)の知識に乏しい買ったこともあり、うちの施設で受けられるのかどうなのかといったことの判断にまよったり、

いろんな人に相談もせずに返答に焦り、中途半端な返答をしてしまった苦い記憶があります

そういったことが結構あり、なかなか難しいなと日々反省と学びに追われていました

事務作業が想像以上に多い

利用者やスタッフと関わる時間は思ったよりも少ないなとやってみて思いました

契約書の用意や管理、介護保険証等の書類管理、利用料の支払い、関係機関に送る文書の作成、行事の用意など

いろいろな作業に追われる日が多かったです

まとめ

今回は初めて相談員に焦点を当てて来ましたがいかがでしたか?

これも私の体験談ですのであくまで参考までにしてもらえればと思っていますが

相談員はとにかくこれをやればいいというわけではありません

業務内容は本当に色々あり、時には介護業務も行うこともあります

相談窓口ではありますが、オールラウンダーでもあります

その分仕事が多く時間に追われることもしばしばで、契約が多いと残業ももちろんあります

しかしやはり現場のスタッフや他機関の専門職とやり取りをすることで得られる知識や経験

利用者や家族と1から関わっていく中での気付きはたくさんあります

私は今介護をやっていますが、正直当時は憧れだけで転職したこともあり現場として知っておくべきことはまだまだあったなと感じました

なのでもっと現場としての経験や知識を得てもう一度どこかでチャレンジしたいなと思っています

相談員に興味を持っている方も相談員がどんなことをしているか知りたい方にもなにか参考になればと思います

ではまた!!

 

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