こんにちは、希望です
今回のテーマは
「利用者が不穏な時の対応」です
みなさんも介護をしていたら必ず
この人ちょっと不穏だな
全然いうことが伝わらない・・・
と言ったことが日常茶飯事だと思います
特に認知症の方の対応になると
時間をかけて対応してもなかなか難しかったりします
認知症の方の対応はいろいろやり方はあるかもしれませんが
私が一番効果があると考えている【時間】と【人】に
焦点を当てながらお話ししていきたいと思います
それではいきましょう!!
はじめに:1人で粘るのはある意味賭け
認知症の方が不穏な時
時間をかけてなんとか対応しよう!!
といった選択をする人もいるかと思います
正直これは私の経験上は結構賭けです
特に認知症の方は感情の高ぶりや混乱が続く中で、
無理に対話を続けることは利用者にとっても負担となりかねません。
でも時間をかけて対応したら
気が変わったこともあるよ
ということもあるかもしれませんが
そうなるには結構な時間がかかりますし、他の方も対応しないといけない中では
効率は良くないです
認知症の方が興奮されている時はかなり我が強い状態です
大抵の場合粘るのはあまり意味がないことが多いです
利用者をコントロールしようとすると
この場合はうまくいかないことが多いよ!!
時間を空けることで落ち着きの時間を与える
じゃあどうすればいいのかとなりますが
利用者が不穏な時には、
無理にコミュニケーションをとるのではなく、
一時的に時間を空けることがまずは有益です。
この時間を利用者にとっての落ち着く時間と捉え、
感情を整理するための余裕を提供しましょう。
利用者のペースを尊重することで、
冷静な状態でコミュニケーションがとれるようになります
上がった感情はいずれ落ち着きます
我が強くなっている認知症の方をコントロールするのは難しいです
これは難しいな
と思ったら一生懸命なんとかしようとするのではなく
サッと引くことも有効な時があるということを知って欲しいです
時間が解決するとはよく言ったもので
認知症の方の良くも悪くも「忘れやすい」という特性
をさりげなく使ってみよう!!
コミュニケーションはまず”聞く”こと
時間を空けることが大切とはいえ
無視することは良くはありません
もし興奮していたり、事故に繋がりそうな可能性があれば
少し時間をかけて対応する必要があるかもしれません
そこでのポイントは
「とにかく話を聞く」
です
当たり前じゃん!!
と思うかもしれませんが
みなさんは本当に話を聞けていますか??
- なんとか説得しようとしたり
- 一方的に言いたいことを言ったり
していませんか??
もしかしたらそれが逆効果になってしまっていることもあります
自分が話すよりも聞くことを意識してみてください
きっといい方に向くと思います!
人を変えて対応することで対応に変化を与える
時間を空けること以外には
スタッフを変更することも有効です。
スタッフを変えて対応するメリットは
異なる視点や声掛けの仕方、雰囲気を変えられることにあると思います
その結果新たな対応策が見つかることや気分を変えられる可能性があります
柔軟なチームワークが不穏な状態に適した解決策を見つける鍵となります。
認知症の方の場合、基本的に余程のことがない限りは
この人の対応でないとだめ!!
というのはありません
いいときはいいですし、ダメな時はとことんダメです
私の対応が悪いのだろうか・・・
と落ち込む方がよくいますが
そんなことはありませんし、全てはその人の気分なので
落ち込むことはありません
1人でやろうとしなくてもいいのです
他の人のアプローチは参考になる
人をかけてうまくいくことというのはたくさんありますが
その人はどんなアプローチをしているのかをよく見ておきましょう
それを参考にするのは全然アリです!!
もしかしたら次同じような状況になった時に
- 人を変えなくてもうまく対応できる
- あまり時間をかけなくてもよくなった
- それ以上興奮しなくなった
ということが起こるかもしれません
他の人に任せることも技術の一つではありますが
自分のアプローチの幅を広げられるチャンスでもあります
こういう声かけもあるのか
というのをさりげなくでも見ておくといいかもしれません
まとめ:不穏の状態から立ち直るのはその人自身
認知症の方が不穏になっている時の対応法として
- 時間を空ける
- 人を変えて対応する
の二つを上げてきました
ある意味基本的なことではありますが
私自身はこれが一番なのかなと考えています
何度もお話ししていますが
私たちは利用者をコントロールできませんし、
してもいけないと思っています
そしてその状態から立ち直るのはその人自身です
そのためのお手伝いであればいくらでもできます
そっとしとくことも時には必要かもしれませんし
話をじっくり聞いてあげるのも時にはいいかもしれません
基本的に大切なのは”こっちが落ち着かせる”のではなく
”落ち着くのを待つ”ことです
何もしないと言っては極端かもしれませんが
きっとこの人は大丈夫
きっと立ち直ってくれる!!
と信じて対応すると違ってくるのかなと思います
少なくとも私はそう信じています
何か参考になれば嬉しいです
今回は以上になります
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ではまた!!
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