こんにちは、希望です!
今回のテーマは
”必要なサボり方”です
前回は大切な”休み方”についてお話ししましたが
”サボる”と聞くと悪いイメージを抱くかも知れませんが
言い方を変えれば

何を優先しますか??
ということです
特に春先はそうかもしれませんが
やはり

人がいない・・・
時間がない・・・
ということが多いと思います
もしくは、今は違くても
そういう時期は必ず介護現場で働いている以上必ずやってきます
先日X(Twitter)でこんなことを呟きました
今回は

人がいない!!時間がない
そんな時にどうすればいいのかをお話ししていきたいと思います
それではいきましょう!!
はじめに:マンパワーに勝るものはない

普段より人がいない!!😱
なんてことは介護業界では日常茶飯事ですよね!?
こんな時に

人がいない分2人分働かなければ!!
と気合いを入れたくなる気持ちもわかります。
でも、実際に2人分動くなんて、正直かなり無理があります。
無理にそうしようとすると焦りが生まれてしまい、
逆に事故やミスにつながって危険です。
というか、そもそもそんなに動けるなら

最初からできるやろ!!
と、つっこみたくなりますよね(笑)
私たちの仕事は、自分のペースでずっとできるものではありません。
そして、利用者一人ひとりの対応にはそれなりに時間がかかるもの。
だからこそ、人がいてくれるありがたさ、
マンパワーの力に勝るものはないのです
やはり人がいないということは
日頃できるサービスに比べてしまうと
どうしてもどこかできないところが発生してしまうのは
仕方のないことなのです
なのでここで大切になってくるのは

戦略的なサボり!!
です!!
「サボる」とは”戦略的に力を抜く”こと
ここで言う「サボる」とは、手を抜くことではなく
戦略的に力を抜くことです。
「全部を完璧にやろう」とすると、どこかで無理が生じて
結局うまく回らなくなるのが現場の現実です。
だからこそ、やるべきことに優先順位をつけて
やらなくてもいいことを見極める勇気が必要です。
例えば

-
いつもは丁寧にやっている掃除も、今日は最低限に
-
情報共有は口頭中心で、記録は後でまとめてでもOK
など、自分たちが守るべき「軸」を持っておくことで、「省く」判断がしやすくなります。
戦略的な”サボり方”はどうやるの??
とにかく利用者の安全第一
人手が足りない状況でも、絶対に譲れないのが
「利用者の安全」です。
転倒や服薬ミス、誤嚥といった事故は
一瞬の判断ミスや焦りから起こります。
そしてそれは、直接命に関わる重大な問題になることもあります
どんなに忙しくても、

「ここだけは絶対に目を離さない」
「この場面だけは手を抜かない」
というポイントをしっかり意識することが必要です。
「安全」は、ケアのすべての基盤です。
いくら他の業務がうまく回っていても、重大な事故が起きてしまえば
すべてが台無しになってしまいます。
だからこそ、忙しい日ほど

「何よりもまず、安全確認を最優先に」
という姿勢を全員で共有することが大切です。
1人に時間をかけるより全員平等に
人が少ない日には、つい

「この人だけでもしっかりやってあげたい」
と思ってしまうことがあります。
ですが、そんな時こそ注意が必要です。
限られた時間と人手の中では、どうしてもすべての人に十分な時間をかけることは難しくなります。
それでも

「誰かだけ極端に待たされている」
「誰かだけ全くケアに入れない」
といった偏りが出てしまうと
利用者自身が不安を感じたり、不公平感を抱いたりしてしまいます。
だからこそ大切なのは

「一人に深く関わるよりも
全員に少しずつでも手が届くようにする」
というバランスです。
「今日は丁寧にはできないけれど、みんなにちゃんと顔を出して
声をかけて、必要最低限のケアを届ける」
その心がけが、信頼と安心につながっていきます。
完璧を求めず“7割〜8割”を目指す
忙しい時こそ大切なのが、「完璧を目指さない」という考え方です。
介護の現場では、一つひとつのケアを丁寧に
心を込めて行うのが理想です。
ですが、人が足りない、時間が足りないという状況では
すべてを普段通りにこなすのは現実的ではありません。
そんな時に意識したいのが、

「今日は7割、8割できれば十分」
という心構えです。
もちろん、手を抜いていいという意味ではありません。
利用者さんの安全に関わる部分は、決して省いてはいけません。
でも、それ以外のところ
たとえば
- 洗顔や整容の丁寧さ(ボサボサ頭、髭、目ヤニなどは❌)
- 衣類の完璧なコーディネート
- 記録、申し送りの細かさ
- 『これは事故なのか?』と思うような事故報告書(小さい内出血、座り込んだだけの転倒など)
など最低限の清潔感や必要な情報さえ押さえていれば十分な場面もあります
普段の「ベスト」を維持しようとすると心も身体もすり減ってしまいます
だからこそ

「今は100点を目指さず、70点でOK」
と自分に言い聞かせて、無理のないケアを選ぶことが
結果として安全で安定した現場につながります。
最後に:戦略的サボり=『防御を固める』『耐える』こと

人がいなくて忙しい
時間がない
こんなことは介護現場では起こりがちです
特に人が入れ替わる時期(春先など)は新しい人入ってきても馴染む前だったり
しますので負担は大きくなります
そんな時こそ私たちが取るべき行動は「攻め」ではなく「守り」です。
「戦略的にサボる」というのは、ただ楽をすることではありません。

守りを固めること、現場を耐え抜くための防御策
です。
限られた人数・時間の中で無理に攻めようとすれば、
焦りや判断ミスが増え、事故やトラブルを招くリスクが高まります。
だからこそ、こういう時こそ、

・命に関わることだけは絶対に守る
・やるべき優先順位を見極めて力を集中する
・完璧を目指さず、“持ちこたえる”選択をする
この3つが、現場を守る「防御力」になります。
そしてこれは決して後ろ向きなことではありません。
私たち介護職が潰れないため、現場を崩壊させないためのものでもあります
無理をして倒れるより
力を抜いて「耐える」ことを選びましょう
それも介護職にとって必要な力でもあります
今回は以上になります
今回もみていただきありがとうございます
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ではまた!!
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