こんにちは!希望です
今回は
介護業界、福祉業界で働く人が磨いていきたい
『人を感じる力』
についてお話ししていきたいと思います
みなさん普段、介護や看護など他人の命を預かる身として
どんな意識を持っていますか??
そして大切にしていることはなんですか??
私は

常にその人から何を”感じる”のか?
を強く意識して仕事をしています
これは人によって何を感じているのかは様々だと思いますが
意外にこの感じる力が使われていない人も多い気がします
というより忘れているといってもいいかもしれません
そこで今回は

・『人を感じる力』とはなんなのか??
・感じる力を使えると何がいい?
・その力をつけるには?
といったことを話していこうと思います
それではいきましょう
『人を感じる力』はみんな持っている
私が話そうとしている『人を感じる力』
イメージがついている方はいますか??
なかなか文章で説明するのは難しいですが
簡単にいうと

・その人からどんな雰囲気を感じるか
・どんな空気が感じられるか
ということかなと思います

超能力者?メンタリストですか??
といったようなツッコミが聞こえてきそうですが
そんな難しいことではありません
ただただ感じ取るだけです

・あーなんかいつもと違うな
・機嫌が良さそうだ
・ソワソワしてそうだ
・体調が悪そうだ
といったように雰囲気や空気感など五感で感じられることを
”自分なりに”感じるだけです
日常でも自然にやっていますよね?
なのでこれは誰もができることです
合っているか間違っているかは別ですが
よく
「直感は正しい」と言いますが
結構そのまま感じられることって合っているかもしれません笑
『人を感じる力』が生かされると?
『人を感じる力』というのは
その人の雰囲気、空気感を五感を働かせて感じる
といったことをお話ししました
この力が生かされると介護の世界ではどう生かされるのでしょうか??
変化に敏感に
まずはとにかく利用者の変化に敏感になります
どう変化したかはその先のことになるのですが

あれ?この人こんなんだったっけ??
なんか変だな・・
といったようになんらかの違和感に敏感になります
それが大きな変化になることもありますし、結果大した変化でもないこともありますが
利用者の変化に早い段階で気づけることに越したことはありません
ケアの仕方や関わり方にも早い段階で変化を加えることができます
過去のデータ、価値観に惑わされない
先ほど変化に敏感になるという話をしたのですが
正直感じる力を最も邪魔をしているのは
- 過去のデータ
- その人に関する価値観
といったものになります
当然ですが、人間なので常に進化して行くこともありますし
高齢者であればだんだん衰えてくのは必然なことで
常に変化というものがあります
なので

この人はいつもこんな感じだから・・・
前こんなこともあったから大丈夫だろう
といったように
過去のデータや価値観に惑わされずに
今、この状態をしっかり見れるようになります
特に
- 体調の急変
- 体の変化
というのは早く気が付かないといけないことですが
体温はいちいち測らなくても、触れば熱いかどうか分かりますし
顔色などもしっかり見ればわかることです
もちろんデータはケアには大切ですが
それに頼りすぎないことも大事なことです
ケアをする人として成長する
「変化に敏感になる」
「データや価値観に惑わされない」
ここまで話してきたことができると当然
介護職としての質がグッと上がります
まさしく介護のプロフェッショナルです
それだけでなく
ケアの効率も良くなります
例えば
落ち着かない人がいてバタバタしている中でも

・これは今介入した方がいいのか??
・むしろ時間をおいた方がいいのか??
といった判断が直感でスッとできるようになります
自分の感覚を研ぎ澄ませることがとにかく大切なことです
自分の直感を研ぎ澄ませ!!
感じる力を鍛えるためには
自分自身のことを信じることが大切になります

・この人がこう言ってたから
・教科書にこう書いてあったから
・この施設のルールだから
・決まったことだから
と言ったように
価値観に囚われていたり
他責思考になったり、他人の考えを頼りにしすぎてしまっていては
いつまでも同じことです
大切なのは

自分はどう感じているのか
自分はどう思ったのか
自分はその人から何を感じたのか
ということです
これに尽きると思います
直感を信じることが一番正しいですし、後悔も少ないです
とはいえ最初は失敗することもあると思いますが
その分経験として残りますし、感覚も鍛えられます
そして何より成長につながります
自分の感覚を研ぎ澄ませましょう!!
なんか変だな・・・からの出来ごと
エピソード1:謎の発熱寝たきりの方Aさんが突然熱を出した時の話です 原因がわからなかったですが コロナやインフルも陰性で周りも ![]() きっと下がるだろう と楽観していました しかし ![]() 希望
何もなくて熱が出ることある??? 身体のどこかに症状が出ているのでは? と疑問に思いとりあえず全身を見てみると お尻から太ももにかけて腫れのような赤みがありました すぐに共有し、結果蜂窩織炎であることがわかり、適切な治療に繋げることができました 『これだ』根拠があったわけではないですが 身体のどこかにサインが出ているかもと疑問を感じたことがいい結果に繋がったと思います |
エピソード2:いつもより声が・・・夜に定期的にトイレ誘導を行うBさん 高齢者は寝ている状態から起きあがろうとするとよく ![]() アタタタ・・・ と痛がることがよくあります Bさん自身も同じようにそういう傾向にある人でしたが あるとき ![]() 痛いよー!!! といつもと違うトーンを感じました なんか本当に痛そうだったのです笑 ですが昼間の椅子からの立ち上がり 手引き歩行などはいつもとあんまり変わったこともなくできていたので 周りもあまり気にしていないようでしたが ![]() 希望
起き上がる時だけ この痛がり方はなんだ??? と疑問に思って周りに共有を始めました そのうち他のスタッフも看護師も気にするようになり受診に至りました 結果、腰椎圧迫骨折だったのです・・・・ ![]() 希望
やはり。。。。 と感じた瞬間です
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『これは蜂窩織炎だ』
『これは骨折だ』
確信や根拠があったわけではありません
いつもに比べて「何かおかしい」「なんか違う」ということを感じた結果です
最後に:『人を感じる力』を磨き続けよう
介護や福祉の現場では、マニュアルやデータだけでは拾いきれない
「小さな変化」に気づくことがとても重要です。
『人を感じる力』を磨くことで、利用者さんの些細な違和感をキャッチし
適切な対応につなげることができます。
この力は誰もが持っています。
ただ、意識するかしないかの違いです。
五感を研ぎ澄ませ、直感を信じながら経験を重ねていくことで
より深く人を感じ取れるようになります。
「なんか変だな…」その小さな気づきが、大きなケアの一歩になります。
今日からぜひ、『人を感じる力』を意識してみてください!
今回は以上になります
みていただきありがとうございます
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ではまた!!
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