今回は高齢者の身体の特徴について学んでいきましょう!
今回は「睡眠」と「便秘」をテーマにやっていきます
両方とも過去5年の介護福祉士国家試験で
- 睡眠→30回、33回
- 便秘、排便→31、32、33回
とかなり高頻出な分野になってるんだよー😆
ここのポイントをお話ししますので
参考になれば嬉しいです
それではいきましょう!!
高齢者の睡眠についてのポイント
1.睡眠時間について
高齢者の睡眠時間について教えて!
シンプルに
・不規則になる
・睡眠時間は短くなる
ということだよ👍
高齢者になると
睡眠を促す物質である
メラトニンが減少することで睡眠時間は不規則に、そして短くなりがちです
その影響で
眠りの浅いレム睡眠が増加して、深い眠りのノンレム睡眠が減少する傾向があります
2.レム睡眠とノンレム睡眠の関係性
レム睡眠とノンレム睡眠について
詳しく聞きたい
という方もいるかと思いますのでお話しします
レム睡眠:レム睡眠は、脳波活動が比較的活発になり、血圧や脈拍も変動するため、覚醒への準備状態といえます。
よく出てくるワードで
「急速眼球運動」というのがあるよ!!
これは起きている時に近い状態のことを言うよ
急速眼球運動が見られる=レム睡眠だよ!!
夢を見るのもレム睡眠の状態だよ
ノンレム睡眠:脳の活動が低下した状態の深い眠りのこと。高齢者になるとこのノンレム睡眠が減少していきます
※レム睡眠とノンレム睡眠は90から120分おきに繰り返します
最初はノンレム睡眠から始まるということを
覚えておこう
3.試験によく出る睡眠障害の症状とは??
よく出てくる睡眠障害に
”レストレスレッグス症候群”
というものがあります
これは”むずむず脚症候群”“下肢静止不能症候群”とも呼ばれ、主に下肢に不快な症状を感じる病気です
どんな特徴があるの??
特徴としては
- 脚を動かしたくてたまらなくなる
- 夕方から夜にかけて症状が強くなる
というところだよ👍
これに対処する時には
足をしっかり動かすことで改善が見られます
高齢者の便秘について
ここからは便秘について触れていきましょう!!
高齢者に起こりやすい便秘の種類は二つに分けられます
- 器質性便秘
- 機能性便秘
の二つに大きく分けられます
さらにそこから機能性便秘は
- 弛緩性便秘
- 直腸性便秘
- 痙攣性便秘
に分けられます
わかりやすくするとこんな感じです
それぞれの特徴を覚えよう
たくさんあって覚えられない
という方も多いと思いますので
シンプルにいきましょう
器質性便秘 |
|
弛緩性便秘 |
|
痙攣性便秘 |
|
直腸性便秘 |
|
高齢者では
弛緩性便秘になりやすい人が多いね!!
寝たきりは便秘の原因になるよ!!
便秘を解消しやすくするには??
種類はわかったけど
解消しやすくなるにはどうするの??
ということをお話ししましょう!!
大きなポイントとしては
- トイレでは前傾姿勢になる
- 食事水分をとる
- 副交感神経を活性化させること
です
上二つは想像がつくかと思います
しかし、副交感神経を活性化することがいいというのはピンとこない方もいるかもしれません
実は交感神経は、ストレスの多い状況や緊急事態に際して体の状態を整える機能を果たす神経なので
腸の蠕動運動を停滞させて、排便を抑えてしまうのです
これは押さえておきたいですね!!
まとめ
今回は試験に出やすい高齢者の身体の特徴
「睡眠と便秘」を見てきました
睡眠のポイントは
- 睡眠時間は短く、不規則になりやすい
- レム睡眠とノンレム睡眠は90〜120分おきに起こる
- ノンレム睡眠が減少しやすい
- 急速眼球運動活発=レム睡眠
便秘のポイントは
種類は4つ↓
- 弛緩性便秘→食物繊維、運動不足
- 痙攣性便秘→ストレス
- 直腸性便秘→便意の我慢から
- 器質性便秘→癌などの病気から
そして
解消法としては
- トイレでは前傾姿勢になる
- 食事水分をとる
- 副交感神経を活性化させること
ということを押さえておきましょう
今回は以上となります
見ていただきありがとうございます
何か皆さんの参考になれば嬉しいです
ではまた!!
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