こんにちは、希望です
今回も介護福祉士国家試験の対策をお話しします
「よく出る医療用語、専門用語」編です
今回扱う問題は令和元年の第32回
”個人の尊厳と自立”の分野で出題された問題です
利用者の意思を代弁することを表す用語として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1
インフォームドコンセント(informed consent) 2
ストレングス(strength) 3
パターナリズム(paternalism) 4
エンパワメント(empowerment) 5
アドボカシー(advocacy) |
パッと見ただけで答えがわかりますか??
正直この問題は知っていなければわからないでしょう😅
正解は5のアドボカシーになります
この場合正解を入れ替えた問題も多く出される
可能性もありますので
しっかり覚えておこう👍
一つ一つの用語を整理しよう!!
簡単に一言で表すとそれぞれこのようになります
-
- アドボカシー→権利擁護、代弁
- ストレングス→その人の強み(ストロング)
- エンパワメント→潜在的な力を引き出す(パワーが合言葉)
- パターナリズム→弱いものに干渉
- インフォームドコンセント→説明と同意
と見ることができます
詳しく見ていきましょう!!
アドボカシー(advocacy)
英語の略でアドボケイトの意味があり、
「擁護」「代弁」を意味します
例を挙げると
- 社会的に弱い立場にある人を守る
- 意思をうまく伝えられない患者さんや高齢者、障害者の権利を擁護したり、意思を代弁する
といったようなことです
認知症や障害によって意思を伝えられない
といった人たちの主張をサポートするんだね😌
ストレングス(strength)
ストレングスは
力、強さを意味していて
本来の力を失っている状態から、
自分の持っているはずの力を取り戻すことを指します
元々ある力を生かすってことかな??
長所って意味で
”ストロングポイント”っていう言葉
がありますが、これを引き出すって覚えるとわかりやすいよ👍
エンパワメント(empowerment)
エンパワメントとは、
利用者の意欲や本来もっている潜在的な力を引き出したり、
利用者が主体性をもって自己決定していけるように支援していくことを言います
エンパワーだけに
”その人の「パワー」を引き出すって覚えるとわかりやすいかもしれませんね笑
その人の良さを引き出すって意味では
ストレングスと似てない??
”潜在的な”っていうところがミソです
ストレングスは本来の長所を活かしますが
エンパワメントはその人が持っている
潜在的な能力をこちらが引き出して生かす
ことが大きな違いだよ!!
パターナリズム(paternalism)
パターナリズムとは、
相手の利益のために、本人の意向にかかわらず
生活や行動に干渉し、制限することです
上下関係があったり、上司と部下といった関係に起こります
学校で言うと校則や宿題といったことでしょうか??
本来相手のために良かれと思ってやることなのですが
一歩間違えれば権利侵害を起こしやすい状況ともいえます
介護の世界でも
職員が利用者の生活リズムに干渉することがあるね😂
起床時間とか、食事時間とかがそこに当たるように
健康な生活のためにやっていることがそれに当たるよ!!
インフォームドコンセント(informed consent)
インフォームドコンセントとは、
医療現場でよく使われることが多いですが、
治療法などについて、医師から十分な説明を受けた上で患者が理解し、
納得して同意することを言います
”説明と同意”です
どのような治療をするのか
介護の世界では、どのようなケアをしていくのかを双方が理解した上で進めていくことを言います
説明と同意を
といったことが出てきたら
確定的にインフォームドコンセントだ
と思おう!!👍
まとめ:このパターンは応用が効く
これらの用語は国家試験にはよく出てくる用語たちです
正直今回の問題のように
用語の意味を問う問題にもできますし、
事例問題に組み込むこともできます
パターンが色々考えられるため
それぞれの意味を理解しておくことが大切です
- アドボカシー→権利擁護、代弁
- ストレングス→その人の強み(ストロング)
- エンパワメント→潜在的な力を引き出す(パワー)
- パターナリズム→弱いものに干渉
- インフォームドコンセント→説明と同意
といったようにシンプルに覚えるのがおすすめです
今回は以上になります
見ていただき感謝です
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ではまた
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